【2020年度】長崎大学医学部保健学科推薦の小論文解答例「睡眠問題」

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【2020年度】長崎大学医学部保健学科(学校型選抜)入試の小論文解答例「睡眠問題」の改題です。

【問題】
問3:図1と図2を踏まえ、現代の日本人の睡眠に対する課題について、あなたの考えを述べよ。〔400字〕

【改題】
図1と図2(オリジナルで用意)から日本の睡眠時間の特徴に触れ、それについてあなたの考えを述べなさい。

長崎大学医学部小論文(2020年度)解答例

私は図1,2から、日本において、男性の家事時間の短さ、男女ともに睡眠時間が短さに特徴が見られる。とりわけ、睡眠時間は唯一、日本だけが女性の方が睡眠時間は短い。

図1の1日の家事時間では、他国と比較した際にグラフが表す男女の差が顕著で、女性の方が男性の8倍ほど長いことがわかる。このことは、日本の男性の育児休暇の制度が浸透していないこと、そして女性の社会的地位の低さのような対極した2つについての問題点があると考える。現状の日本では育児休暇といえば女性というイメージが大きく、男性が育児休暇を申請する割合は低い。それにより、男性が家庭にいる時間、そして家事をする時間が少なくなり、1日の家事時間に大きな差が生まれると考える。これが結果として、家事は1日を通して行われるもので、図2に示されているように、女性の睡眠時間を短くしていると考える。

図2の睡眠時間について、他の4カ国よりも男女共に睡眠時間が低くなっているのは日本の残業率の高さが原因であると考える。度々、起こる過労自殺のニュースは、日本の長時間労働の問題が浮き彫りする。しかし、規定の時間以外での長時間の労働は徐々に日本でも法整備などの措置をして整えられてはいるが過労死する人は少なくない。

以上のように、図1.2のグラフからも、日本の労働環境は厳しいと言わざるを得ない。年々減少している労働人口に対してケアや配慮をし、社会全体で労働環境を整えることが必要であると考える。

長崎大学医学部小論文(2020年度)の講評(一部抜粋)

論文は日本の睡眠時間に関する洞察に価値があります。特に、男女の家事時間の差が顕著で、育児休暇制度の浸透不足や女性の社会的地位の問題が睡眠時間に及ぼす影響が明示されています。残業率の高さと過労自殺の問題に触れ、日本の労働環境の厳しさを的確に指摘しています。

【改善点】
論文は解決策に焦点を当てず、提案された改善策が不足しています。議論の展開や将来の研究への示唆が加えられるとよりよい論文になります。

【一般論】現代の日本人の睡眠に対する課題とその解決策

課題: 長時間労働と残業
(解決策)労働時間の見直しや柔軟な働き方の導入、企業文化の変革が必要です。働き方改革や効率的な仕事の進め方を推進し、労働環境の改善を図ることが重要です。

課題: スマートフォンやデジタルメディアの利用による睡眠障害
(解決策)寝る前のデジタル機器の利用を制限し、寝る1時間前から画面を見ないようにするなど、デジタルデトックスを促進することが有益です。また、寝る前の静かでリラックスした環境を整え、睡眠前のストレスを軽減する方法を採用することも重要です。

課題: 不規則な生活リズムと社会的圧力
(解決策)規則正しい生活リズムを確立することが大切です。規則的な就寝・起床時間を守り、健康的な生活習慣を心がけることが睡眠の質を向上させます。また、ストレス管理やリラックス法を身につけることも有益です。

課題: 健康習慣の不足
(解決策)適切な運動やバランスの取れた食事、規則的な身体活動を維持することが重要です。これにより身体の調子が整い、質の高い睡眠が期待できます。

課題: 睡眠障害への社会的な認識の不足
(解決策)睡眠に関する正しい知識を広め、健康への影響や効果的な対策についての啓発活動を行うことが必要です。企業や学校での健康教育やプログラムの導入も有益です。

小論文
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