食料安全保障の課題の大学入試小論文解答例

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食料安全保障の課題の大学入試小論文解答例【農学部・経済学部】です。

【問題】農産物の貿易は、食糧安全保障において極めて重要な問題です。グラフの内容を踏まえて課題を説明し、それに対するあなたの意見を600字以内で説明しなさい。

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食料安全保障の課題の小論文解答例

日本の食料安全保障の図解

食料安全保障のグラフの要点

(グラフの要点)日本や韓国は輸入に頼りすぎた食料貿易を行っている。その一方で、インドや豪州、ブラジルでは輸出量が輸入量を上回る貿易を行っている。

食料安全保障に対する意見

(意見)輸入量の多い貿易を行う国々は世界経済の変化を直に受けやすいことが問題だと思う。円安ドル高となった場合、一ドルの価値が低下する。そのため、通常よりも安価で取引を行えるため、食料を輸入が有利となる。しかし、円高ドル安となった場合、一ドルの価値が上昇するため、通常よりも高価での取引となり、食料の輸入に不利となる。このような問題を解決するためにこれらの国々は国内生産を向上させ、輸入量と輸出量の均衡をとるべきだと思う。
⇒事実誤認はいけません。円安ドル高は、読んで字のごとく円の価値が下がるのです。なので、日本にとっては、円高になると輸入は有利、輸出は不利ですね。

食料安全保障と貿易

(展開)また、輸出量の多い貿易を行う発展途上国の農家の主要な収入源となっているため、輸出先が見つからなかった場合に打撃を受ける。輸入先となっている国が関税の上昇や貿易取引の停止などを行った場合、今まで通りの収入が見込めなくなる。その結果、発展途上国では貧困の問題がさらに悪化すると考える。私はこれを解決するために、貿易国を一か国に絞らず多数の国と行うべきだと思う。
⇒それをどうやって実行するのか、具体策があればよかったです。

食料安全保障に対する

(まとめ)上記で述べたように、輸入量が輸出量を上回る貿易をしている国々は世界経済の影響を受けやすく、国内生産量の向上が大切だ。そして、発展途上国のような輸出が多い貿易を行う国々は貿易国との親密な関係を壊さず、多国と貿易関係を結んでおくことが重要だ。

食糧安全保障の課題の小論文の採点と解説

(略)問題点を2点挙げていることから、1つ1つの問題への考察が薄い物になっています。考察するとは、そう思う理由、問題に対する背景、現状、反駁(比較)、具体例、解決策などを示すこと。
今回は、字数が600字以内ということでしたので、問題点を1点に絞った方がよかったと思います。
そうすることで、(略)

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食料安全保障の課題の小論文の添削一部公開

【添削①】
(原文×)しかし、円高ドル安となった場合、
(修正案)一方で、円高ドル安となった場合、
⇒接続詞の使い方には細心の注意を。
・しかし…逆接(前の事がらから予想される結果とは逆の結果になることを示す。)
・一方…対比(前の事がらと後の事がらを比べる。)

今回は、円安ドル高の場合と円高ドル安の場合とを比較していますね。

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