政治経済学部の大学入試志望理由書の例

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政治経済学部の大学入試志望理由書の例です。

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政治経済学部の大学入試志望理由書の例

私は、貴学の政治経済学部に進学を希望します。そう思ったきっかけは、私は地理を学ぶことが好きだからです。私は地理の各国の政治・経済・産業が現在に至るまでの背景を知ることができるところや、生物学・宗教・歴史など各分野と繋がりがあり、横断的に学ぶことができるところに魅力を感じました。その中でも、発展途上国の経済格差や都市問題に興味を持ちました。マニラ郊外のごみ処分場で、ごみの中から金属などのお金に代わるものを回収し、生活していくために必要な最低限の賃金を稼ごうとしている子どもの写真を目の当たりにして、満足のいく支援や食料、資源がある私たちの生活は当たり前ではないことを改めて思い知りました。そこで私は、発展途上国の現状を、今自分が持っている知識よりもさらに深めて追及していき、中国の都市部と農村部における経済格差や、フィリピンの教育格差による労働問題などの、世界が抱えている多数の課題の解決に向けて私に何ができるのかを研究したいと思いました。

それを学べる制度や環境が貴学にあります。その一つが、通常の英語のクラスとは別に設けられた、政治経済学部独自のプログラムである実践的な英語の授業の「(仮称)ビクトリア」があります。このことは、英語を勉強するのではなく、英語で勉強し、実際に使うことになります。よって、英語でのコミュニケーションスキルを磨けると考えます。また、留学プログラムも充実しているので、このプログラムを利用して実際にフィリピンに行って、現地の生活環境や学校制度の現実を目で見て、自分が感じたことを積極的に発信したいです。そして、たくさんの方に発展途上国が抱えている課題やそれらの解決策を知ってもらいたいです。

また、貴学では、少人数の演習形式で進められる「ゼミナール」が中心のカリキュラムとなっています。少人数でフィールドワークや議論を行うことで、多種多様な人のものの見方や考え方に触れることができ、問題を多角的に捉えることができます。それらの活動に主体的に取り組んで、社会や世界に出て活躍する際に必要となってくる自分の意思を伝えるコミュニケーションを得たいです。その結果、自らの長所である積極性とコミュニケーション能力がさらに伸びることを期待しています。

以上のことから、学んだ知識を活かして、発展途上国の発展に関わる職業に就き、地域をつくる・変える人材になるべく、貴学で日本や世界の地域の経済発展に関する知識を深めていきたい。よって貴学を志望します。

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政治経済学部の大学入試志望理由書の添削

【1】目的の明確化と一貫性の強化
冒頭で「政治経済学部に進学を希望します」と述べていますが、続く地理への興味に関する記述が少し唐突に感じられます。政治経済学部で学ぶことが、なぜ地理の興味に関連しているのかをもう少し明確にすると、より一貫性が出ます。例えば、地理から政治や経済の興味に広がった経緯を具体的に述べるとよいでしょう。

例:「私は、地理を学ぶ中で、各国の政治・経済の動向が地域発展や格差にどのように影響しているのかに関心を抱きました。このような課題を研究し解決策を見出すため、貴学の政治経済学部で学びたいと考えています。」

【2】「なぜ貴学か」の理由をより強調
現在、プログラムやゼミナール制度に触れてはいますが、「貴学にしかない」魅力や他大学と比較した際の特長がもう少し強調されると、説得力が増します。

例:「貴学のゼミナール制度は、少人数でのディスカッションやフィールドワークを通して、多様な意見に触れることで、私が将来直面する国際問題を多角的に捉えられる能力を養えると確信しています。」

【3】ビクトリアプログラムの明確化
「ビクトリア」プログラムについて触れていますが、仮称であることが気になります。より一般的な表現に変えるか、具体的な説明を付け加えた方が、読者に分かりやすくなるでしょう。

例:「貴学の政治経済学部では、実践的な英語教育プログラムが充実しており、学びの場で英語を実際に使う経験ができる『実践英語プログラム』が提供されています。」

【4】結論部分の具体性
最後の段落で「地域をつくる・変える人材になるべく」とありますが、これをもう少し具体的に書くと、読者に強い印象を与えられます。どのような役割を果たしたいのか、将来的なキャリアの方向性を具体的に示すとよいでしょう。

例:「将来的には、国際機関やNGOなどで、発展途上国の経済支援や教育格差の解消に携わり、持続可能な地域発展に貢献できる人材になりたいと考えています。」

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政治経済学部の大学入試志望理由書の全体修正案

私は、貴学の政治経済学部に進学を希望します。地理を学ぶ中で、各国の政治・経済・産業がどのように現在の地域格差や都市問題に影響しているのかに興味を抱きました。地理は、生物学や宗教、歴史など様々な分野とつながりがあり、横断的な視点から地域の発展を考察することができます。特に、発展途上国における経済格差や都市問題に関心を持ち、マニラ郊外のごみ処分場で、生活のためにごみから金属を拾い集める子どもの写真を見た際には、私たちの生活がどれほど恵まれているかを再認識しました。

このような現状を深く理解し、特に中国の都市部と農村部の経済格差やフィリピンにおける教育格差が労働問題に与える影響について研究したいと考えています。

貴学の政治経済学部では、実践的な英語プログラムが充実しており、授業を通じて英語で議論し、実際に使う力を磨ける点に魅力を感じています。また、貴学の留学プログラムを活用してフィリピンを訪れ、現地の生活環境や教育制度を自ら体験し、その経験を発信することで、多くの人々に発展途上国の課題や解決策について知ってもらいたいです。

さらに、貴学の少人数ゼミナールでのフィールドワークやディスカッションを通じて、他者の視点や多様な考え方に触れることができ、国際的な課題を多角的に捉える力を身につけたいと考えています。これにより、私の強みである積極性とコミュニケーション能力をさらに向上させ、社会に貢献できる人材となりたいです。

以上の理由から、貴学での学びを通じて、発展途上国の経済発展に貢献するための知識と経験を深め、将来的には国際機関やNGOで働き、持続可能な地域発展に貢献することを目指しています。

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