本の読み聞かせの大学入試小論文解答例

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本の読み聞かせについての小論文解答例【教育学部】です。

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本の読み聞かせについての小論文解答例

本の読み聞かせが自分で読める子どもにも必要である一つ目の理由は、読む力に合った内容以上の本にふれることができ、子どもの知的な冒険心を満足させることができるからだ。二つ目の理由は、子どもより人生経験が長い大人の表現力が声を通して子どもにそのまま伝わり、本を深く味わう力が身につくからだ。

筆者の考えをふまえながら,子どもたちの読書生活を豊かなものにするために,教師が留意するべきことについて,あなたの考えを400字以内で述べなさい。

本の読み聞かせについての意見

私は、子どもたちの読書生活を豊かなものにするために教師がするべきことは、二つあると思う。

読書習慣をつける具体策1

まず一つ目は、子どもがくりかえし読むに耐えられるほどのお気に入りの本を見つけられるように導くことだ。子どもがくりかえし読んで、深い関わりをもつことができる本に出会うことは大切だと思う。子どもがお気に入りの本に出会うために、私は、子どもを図書館につれて行ったり、読み聞かせなどをしたりして、子どもを本にふれさせる機会をつくる必要があると思う。

読書習慣をつける具体策2

次に二つ目は、子どもが何度同じ本をもってきても、つき合って読んであげることだと思う。同じ本をくりかえし読むことは、子どもにとっても大切で、幸せなことだ。子どもが同じ本を何度ももってくることにうんざりせず、その都度一緒に楽しみ、一緒に新しい何かを発見する姿勢をもつべきだと思う。

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本の読み聞かせについての添削一部公開

当たり障りのない文章です。一般論過ぎます。一般論は、その根拠や理由が大事なのですが、それも、中学生でも思いつくようなもので、さらに評価は下がってしまいます。また、大切、大切だと連呼していますが、なぜ大切なのかを出題者(採点者)は知りたいのです。もっと深く、鋭さが必要です。

「子どもがくりかえし読んで、深い関わりをもつことができる本に出会うことは大切だと思う。」なぜ大切?
「子どもを図書館につれて行ったり、読み聞かせなどをしたりして、」→教師がそこまでしないといけない?
「同じ本をくりかえし読むことは、子どもにとっても大切で、幸せなことだ。」→なぜ大切?

一般的に、自分の意見を述べた時は、理由がいりますね。

<着眼点>
教師が、留意すべき点として、
・家庭でも読み聞かせができるように宿題の出し方の工夫が必要。→学校の中での時間は限られます。それを補うために、家庭での時間が必要です。昨今は、共働きも多いので、教師自身の声を録音したものをデジタル機器で共有するのもその一つ。
・教師は、教科書の音読の際には、俳優になりきる。→声の中に自然に表出される読み手の読解力,解釈,
表現力などが,そのまま聞き手に伝わるから。
・教師自身が、本が好きであることが大前提。→読み聞かせも当然ながら、他の教科と同等で、それが「好きな人から」学ぶことが子どもたちにとっては不可欠。

(略)

たくさん独自の視点が出てくるのではないか? 
書きやすい内容のものほど、いきなり書き始めることなく、熟考したほうがいい。

<視点を広げるコツ>
・過去・現在・未来など時間的視点。→過去はこうだったが、今はこうだ。未来はこうなる。そんな視点からとらえなおす。
・立場。→「教師や生徒の立場」「社長と社員の立場」「男と女」などのように立場を変えた視点を持つ。今回の問2であれば、教師が留意すべきことでしたが、ベテランの教師、新人の教師で留意すべき点は違うかもしれない、男性教師、女性教師でも違うかもしれない。また、昔の教師と現在の教師でも違うかもしれない。録音をして共有などは、現代の教師だから気軽にできることですよね。
・角度→自分の思った意見と90°(ちょっと違う)、180°(真逆)意見の良さは何かと思い浮かべる。

(略)

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