語彙力ついての大学入試小論文解答例【文学部】人文科学系です。
語彙を増やす意味についての大学入試小論文解答例
<構成>
1.語彙力についての意見
2.共通できる言葉を増やす具体策(1)
3.共通できる言葉を増やす具体策(2)
4.語彙力についてのまとめ
語彙力についての意見
私は、筆者のいう「お互いの間に共有できないでいる言葉も少なくありません」の意味には、二つの要素があり、人々が共有を増やすことができるのかを考えてみた。
共通できる言葉を増やす具体策(1)
一つ目は、流行り言葉や若者言葉、符丁や専門用語といった歴史、社会、文化が違うためにその言葉自体の意味理解ができない状況である。最近ではテレビ放送などで共通語が多く使われ以前のように方言を聞く機会は減ってきている。新方言と呼ばれる言葉は若者を中心に使われたが、今は年齢を問わず使われているものもある。しかし、この場合は聞き返したり、説明を求めたりすることで言葉を共有することができる。
共通できる言葉を増やす具体策(2)
二つ目は、言葉の持つ意味や相手の意向は判断できるが、その言葉や相手の言わんとすることに共感できずに受け取ることができず共有できない場合だ。お互いの主義や価値観が違っていて反対と言えずにいるのだから、言葉を言い換えたり置き換えたりしても、理解を得ることは難しく相手に伝わらないのであるばかりか、何度も聞き返すと共有どころか返って双方の間の溝は深まるのである。
語彙力についてのまとめ
言葉の意味や成り立ちに興味を持ち、語彙などを増やすこと。また、お互いが相手と自分の考え方の違いを認め理解のための努力をすること。このことにより、人との距離は縮まり意思疎通も円滑に進むだろう。そして、互いの共有する言葉が増えるのであると考える。
語彙を増やす意味についての小論文の添削一部公開
(原文×)お互いの主義や価値観が違っていて反対と言えずにいるのだから、言葉を言い換えたり置き換えたりしても、理解を得ることは難しく相手に伝わらないのであるばかりか、何度も聞き返すと共有どころか返って双方の間の溝は深まるのである。
(修正○) お互いの主義や価値観が違っていて反対と言えずにいるのだから、言葉を言い換えたり置き換えたりしても、理解を得ることは難しく相手に伝わらない。そればかりか、何度も聞き返すと共有どころか返って双方の間の溝は深まるのである。
→一文が長くならないように気をつけましょう。
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