スマート農業の大学入試小論文解答例【農学部】

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大学入試小論文のスマート農業の大学入試小論文解答例【農学部】です。

【問題】日本の農業が抱える問題がスマート農業によりどのように解決されるのか、またスマート農業に携わる農家の人にはどのような能力が求められるのか。あなたの考えを800字程度で述べなさい。

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スマート農業の小論文解答例

(主張)私は先端技術の発達により、日本の農業が抱える問題として深刻化しつつある高齢化による人手不足の解消につながると考えている。

(理由1)私がそのように考える理由の一つとして、時間を要する作業を効率よく短時間で行えるからだ。私は以前、イチゴ農家の特集番組を視聴した。ビニールハウスで栽培されるイチゴは繊細なため、人手と時間を要する。従来のイチゴ農家の人はイチゴの粒を出荷用に大きくするため、一つ一つ人の目で見極めながら栄養があまり届いていないイチゴを手作業で間引きしていた。そのため莫大な数のイチゴを育てるために多くの人手を必要としていた。しかし、先端技術の発達によりAI(人工知能)がイチゴの大きさや色、栄養状態をデータ化して間引きすることが可能になった。そのため、時間を要し、人手の必要だった間引きの作業をスムーズに行うことが出来るようになった。

(理由2)また、その他の理由として作物の成長度合いを可視化することが可能だからだ。小麦や稲を育てるときの問題点として挙げられるのが成長状況に差が生じることだ。ドローンなどの導入で作物を監視することで成長の進んでいない範囲を迅速に把握することが可能になる。そうすることで手を加えるべき場所を縮小できるためその分、成長の悪い場所を重点的に手を加えることが出来る。その結果、作物の成長が均等になり、一度に栽培する量が増加する。

(求められる能力)この二つの理由からスマート農業は高齢化による人手不足の解消につながると考える。また、スマート農業に携わる農家の人は先端技術を使いこなす能力が求められる。農業は現在、高齢化が進行している。そのため農家の中には先端技術を苦手とする高齢者が多いのが現状だ。若手の人材を育成する取り組みを強化し、若手が高齢者に使い方を指導する社会を作るべきだ。

スマート農業の小論文の採点と解説

<採点>
65/100点

<講評のハイライト>
(略)全体的に表現が稚拙な印象を受けます。添削箇所を参考にして、次回に生かしてみてください。また、具体案(策)があるとよかったですね。高齢者には、先端技術を使いこなせる能力が求められる。→高齢者は先端技術が苦手→ではどうやって、それを使いこなさせるのか? ここも大学側は知りたいんじゃないかな。(新たな視点)のところで、その具体案を紹介しています。(略)

スマート農業の小論文の添削一部公開

(添削①)
(原文△)そのため莫大な数のイチゴを育てるために多くの人手を必要としていた。しかし、先端技術の発達によりAI(人工知能)がイチゴの大きさや色、栄養状態をデータ化して間引きすることが可能になった。そのため、時間を要し、人手の必要だった間引きの作業をスムーズに行うことが出来るようになった。
(修正案)そのため莫大な数のイチゴを育てるために多くの人手を必要としていた。しかし、先端技術の発達によりAI(人工知能)がイチゴの大きさや色、栄養状態をデータ化して間引きすることが可能になった。そのことで、時間を要し、人手の必要だった間引きの作業をスムーズに行うことが出来るようになった。

(添削②)
(原文△)そうすることで手を加えるべき場所を縮小できるためその分、成長の悪い場所を重点的に手を加えることが出来る。
(修正案)そうすることで手を加えるべき場所を縮小できるためその分、成長の悪い場所に対して重点的に作業に充てられる。

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