大学入試小論文ネタ「農業と食料問題で知っておきたいこと」です。
農業と食料問題
日本の農業就業人口の約60%は65歳以上の高齢者で、狭い耕地面積、低い生産性、割高な農産物価格といった問題を抱えている。さらに現在、TPP交渉で日本の農業の先行きは大いに懸念されている。
対策例
・農業の生産効率を高める…大規模経営への転換、バイオテクノロ ジー技術の応用
・ブランド力を高める…消費者のニーズに合った商品開発
・加工・流通・販売までを視野に入れた経営、インターネットを利用した販売システムの確立
・農業の生産効率を高める…大規模経営への転換、バイオテクノロ ジー技術の応用
・ブランド力を高める…消費者のニーズに合った商品開発
・加工・流通・販売までを視野に入れた経営、インターネットを利用した販売システムの確立
日本の農業は自由化されるべきか?保護されるべきか?
1 農業の自由化を進めるべきとする立場
自由貿易の原則から、日本が農業を自由化しないことは問題であり、諸外国の理解も得られないといえる。また農業保護は日本の農業の国際競争力の向上の機会を奪った。日本の消費者は割高な価格で農産物を買っている。自由化を進め、消費者への安い価格での農産物提供、日本の農業の国際競争力の向上を進めるべきである。
2 農業の保護を続けるべきとする立場
農産物は食料安全保障の観点から考えて、自由貿易の原則に従わせるべき分野ではない。食料を他国に依存した国の多くが極めて大きな政治的損失を負っており、そのリスクは計り知れない。また、保護をなくして農業の国際競争力が向上するかといえば、小区画性の高い日本の地理的特性や、農業人口の高齢化という厳しい現状のために、壊滅する恐れがある。国家的リスクと消費者利益の追求・自由貿易原則論を秤にかける過ちを犯してはならない。
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