AIがもたらす新しい職業についての大学入試小論文解答例です。
AIがもたらす新しい職業
私は汎用人工知能の登場により雇用の減少は起きず新たな雇用を生み出すと考える。
汎用人工知能と言っても開発、生産を行うのは私達人間である。実際の現場では整備や管理を行う人間が必要になる。生産の現場では新たな製造工場、整備工場、開発工場が作られ新しい雇用が生まれる。
また導入コストは高価になるため現在の雇用も失われないと考える。汎用人工知能の現実は人間に近い思考プロセスを備えた機械である。それは従来の機械よりも高価である。なぜなら汎用性の高い人工知能を労働の場で活かすために、指令に対応可能な体が必要であるからだ。様々な処理や判断が出来る知能が備わっていても単純な動きのみしか行えなければ、それは無駄となる。よって汎用人工知能は複雑な機構を持ち優れた知能を備えた機械である。このことから汎用人工知能導入のハードルの高さがわかる。運用費用について考えることは難しい。だが人間には報酬が必要であり、機械には整備が必要である。そこに差はあまりないと考える。
しかし新たな雇用さえも汎用人工知能が行うことも考えられる。人工知能が人工知能を生産し、人工知能が人工知能を整備し、整備担当の人工知能を整備する人工知能をと繰り返す。行為自体は可能だ。しかしこの流れは繰り返し続けてしまう。この費用を負担することは不可能だ。
以上の理由から汎用人工知能の登場による雇用の減少は起きず、新たな雇用が発生していくと考える。
アドバイス一部公開
(修正した文)
このことから運用費用の面からも汎用人工知能導入のハードルの高さがわかる。もちろん、人間にも報酬が必要であるが、機械には高価な整備費用が必要であり、そこに差はあまりないと考える。
一方で、新たな雇用さえも汎用人工知能が行うことも考えられる。つまり、人工知能が人工知能を生産し、人工知能が人工知能を整備し、整備担当の人工知能を整備する人工知能をと繰り返すということだ。しかし、これでは、一連の費用を負担することが不可能であるのは一目瞭然だ。
→接続詞の使い方で、読みやすくなることはもちろんですが、印象が大きく変わると思います。次回は、「接続詞」の使い方に注意ししながら記述してみてください。
【反駁の例(人間しかできない仕事あるという視点)】
一方で、仕事は確実に汎用型人工知能にとって変わられるという危惧もあるだろう。しかし、19世紀の産業革命のときのように、現在存在しない多くの仕事が誕生すると考える。時代の変革には、多くの仕事が生まれるのは常だ。たとえば、人工知能(AI)事業開発責任者や人間と機械の協働責任者、AIが取得したビッグデータを元に活用する仕事、コミュニティを伴う仕事など数多く生まれると思う。このように、仕事が奪われることへの心配は無用である。
コメント