ホームステイ先での経験の小大学入試論文解答例【文学部】人文科学系です。
ホームステイ先での経験の大学入試小論文解答例
私は、忘れられない深く失望した経験を持つ。人とのいい関係を築けなかったのである。それは、一年半以上お世話になったホストマザーと喧嘩別れしたことだ。
数年前、英語の勉強のためにホームステイをした。アジア系の高齢の留学生は珍しかったらしく、私は彼らと野球観戦や教会のボランティア活動を体験した。夕食時、単語だけの私の会話に耳を傾けてくれ、一日の出来事を伝え、理解して貰えることは嬉しく毎日が充実していた。ところがある日を境に、ホストマザーはビーガンになった。卵も牛乳もない朝食はやがて省かれ、夕飯は蛋白質の極端に少ない、お粗末な味のビーガン料理になった。
しかし、食物に文句を言うのは卑しく、はしたないことだと教えられて育った私は、夕食は少量を呑み込み、自室にこもり楽しい会話も失った。私は朝夕食付きの学校の寮に移ることにした。彼女は引っ越す理由を聞いてきた。少し自立したいことと私はビーガンになれないことを伝えた。彼女は激しい勢いで怒り出し「家族の健康を考えている。主人は5㎏やせた。それにエミコは最初にビーガン料理が嫌いだと言わなかった。」非常な剣幕の彼女は私の心を打ちのめすのに十分だった。
私の経験は悲しい結果に終わったが、今教訓となって人付き合いに生かしている。人と人が違う習慣や背景を持っているのは当然のこと。お互いが分かり合うためには意思表示が必要不可欠なこと。そして、きちんとした自己主張が良好な人間関係を構築するのである。
ホームステイ先での経験のの添削一部公開
大半は、日記(出来事の過程)であり、論文として成立していないと思われます。
題意は、「どのように克服したか」とあるので、どのようにしての部分を明記しないといけないですよね。
たとえば、一般的でありますが
・周りの協力
・根気よくチャレンジした
以上のことから克服したとして、それに対して具体的にどうされたのか、具体的にどんなチャレンジをしたのかを記述していくものだと思われます。
(一般的な構成例)
<困難>人前で緊張して話せないこと
<きっかけ>高2で、生徒会役員に立候補して、緊張で落選。
<克服までの過程>友人の励まし、レッスンを繰り返したことを具体的に明記
<克服した結果>克服した結果、高3で生徒会会長に当選
<学んだこと・教訓>こういうことを学び、今後の人生でも生かしたい。
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