大学入試日本史の勉強法です。
日本史の勉強法
日本史の学習土台は高校の授業と教科書の二本柱によって支えられている。その基礎固めのためには教科書を精読し、授業を聞いて理解を深めればよい。
またひと口に教科書といっても、文章は必ずしもすべてが平易ではなく、なかなか理解しにくい箇所もある。その場合は必ず先生に質問して納得することが大切だ。またわき役としての必須アイテムに図版集がある。
写真・地図・絵図などの視覚資料を網羅したもので、理解を助けるうえで大きな力となる。教科書を読みながら要点をテーマごとにサブノートに整理し、知識を体系的に頭に入れよう。見やすくきれいにまとめたノートだからこそ、試験会場必携の武器となるのである。
教科書と史料集の活用
教科書を中心に用語集や史料集でわきを 固め、教科書からの出題に備えることが必要!
ほとんどの入試問題は教科書をベースに作成されている。なかには教科書の文章をそのまま引用 して出題しているケースも珍しくない。
したがってまず教科書を素読して全体の大きな流れをつかみ、難解な歴史用語が出てきたらそのつど用語集で意味を確認し、書きにくい用語は何度も紙に書いて練習しよう。教科書学習といっても、本文や太字の用語だけでは不十分である。
というのは欄外の注や写真・絵図のキャ プションなど細かいところからも出題されているからである。また入試には史料も出題されるので、教科書 掲載の史料はリード文を暗記するくらい読み込んで、意訳できるようにしておくことが大切である。
図版集も活用する
文化財などは図版を用いた出題も多い。 形状など大まかな特徴を押さえましょう!
教科書の図版はキャプションまでチェックしよう。センター試験はもちろん、国公立大2次・私立 大入試でも文化財は写真を使った出題が多かったが、最近ではイラストでも出題されるようになったので、形状や見た目の特徴などを確認しておこう。
要点を整理する
通史・文化史の2冊のノートを用意し 教科書精読と並行して要点を整理しよう。サブノートは自己流に仕上げればよいが、“見やすくきれいに”書くように心がけよう。
後で見返したときにどこに何を書いたかすぐに思い出せるようにまとめるのがコツである。汚い字で乱雑にメモした程度のノートでは受験にはまったく役立たない。
分野別に重点学習する
教科書の読み方については「読む回数」ではなく「読み方」が大事なのです。歴史の流れをつかむなら、政治なら政治、外交なら外交、経済なら経済、文化なら文化の部分だけを読みつなげば全体的な輪郭が把握できます。
そのうえで歴史用語の意味を押さえながら、時代の状況や因果関 係などの「理解」に重点を置いた学習を進めればいいのです。したがって教科書を読むといっても1回で済むところもあれば、理解しにくいところは3回どころか10回も20回もわかるまで熟読する必要があります。
だから単に3回というノルマをこなせばいいという話ではないのです。
頻出度にこだわらない
入試問題を見ると、用語集の頻度数などはまったく関係なく出題されていますので、頻度数は無視してもかまいません。
また「難関校だから超難解な語句が出る」ということもありませんので、イメージで判断するのは大変危険です。用語集はあくまでも用語の意味を調べるための簡易辞書なので すから、使い方を間違わないようにしましょう。
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