大学共通テスト「大学受験直前期の勉強の仕方・前日の過ごし方」です。では、ここから入試までどのような勉強をしていけばいいかをまとめておきます。
大学受験直前期の勉強の仕方
勉強には、終わりがありませんから、勉強をすればするほど、できることは増えます。点数は上がっていくことになります。ただ高校入試という通過点は迫っていますので、その通過点を越えるには、効率性も必要なってくるでしょう。そこで大事になってくるのが優先順位です。
大きく4つの優先順位があります。以下、その4つに記述しています。
各種実力テストのやり直しと類題
とにかく、口を酸っぱくして言いますが、これで合格する確率がグンっと上がるのは間違いありません。しかしながら。多くの子どもたちはしません。塾に通っている人は、ますますしません(苦笑)。
各塾で決められたカリキュラムをこなすので精一杯なのですね。個別指導塾も、大学生講師が多く、そこまでその重要性を理解できていないと同時に、やはりカリキュラムや与えられた課題をこなすだけで精一杯なのです。この記事を読んでくれた皆さんは、塾に通っているのであれば、授業前や後の時間を利用して、わからなかった問題は、必ず質問して理解しておきましょう。それから、その類題にあたる問題を印刷してもらい解くようにしましょう。
最近では、各実力テストはますます、解説や練習問題なども充実していますので、じっくり解説にも目を通してください。ちゃんと、その問題の解説でなく、入試出題が予想されるものをまとめ上げてくれています。すごくよくまとまっているというのが、経験ある講師の目からも言えます。
やり直しは、どこまでするかの目安ですが、自分の得点のプラス10点分です。各教科それをするだけで、合計50点分の点数の伸びが期待できるわけですね。
1日1教科過去問を解く
問題を解くことは、勉強時間でなく、作業時間だという認識をもって置かなければなりませんが、入試まで1日1教科過去問を解くことを欠かさずやってください。まちがっても、個別指導塾に通われている人は、授業時間内でやらないでくださいね。過去問をやらせてくる講師がいたら、それは詐欺ですので訴えましょう(笑)。あくまで、個別指導塾に通っている人は、授業では、質問で時間を覆い尽くすぐらいの厚かましさが大事です(笑)。
①時間を図る
②できる問題からする
③採点は厳しく。部分点はなし!
④まちがった問題は、質問して、類題をする。
過去問をする意図は、敵を知るというのでしょうか。どれくらいの難易度なのか。問題数なのか。どういう順番で解けばいいのか。それくらいの認識はもっておかなければなりません。
これまでの×とやっていない問題への取り組み
いっぱいテキスト・プリントありませんか?塾に通っている人は、それはもうたくさんあるでしょう。塾は、いっぱいテキストを買い与えることで、儲けているわけですが(苦笑)。そんなテキストやプリントのやり残し、×問題、やっていないところをやりましょう。テキスト自体は、どこの塾も、いいものばかりです。これは本当。それでも、やり残しがいっぱいあることでしょう。それは、もったいないというしかありません。入試で出題されるものばかりかもしれません。
暗記とアウトプットは、セット
寝る前は、アウトプットの時間です。今日やったことを、ざっと書き出してみましょう。解きなおしではありません。項目や公式、重要事項などを書き出します。そこで、うろ覚えだったものは、もう1度、参考書やノートを見直して、モヤモヤをすっきりさせて寝ましょう。寝ている間に、長期記憶へと脳が転換してくれます。
暗記は忘れることもありますが、記憶すると忘れません!
大学受験の過ごし方
前日に何をしたらわからないという受験生も多いと思いますが、普段と変わらない1日を過ごすことが大切です。勉強の中身について、直近1か月また2週間でやったことのやり直し、そして思い出しです。「思い出しの作業の仕方」を具体的に書いていきます。
思い出しの作業
A4を1教科1枚分合計5科目の5枚用意して、各教科A4裏表に、思い出せるだけ、公式、用語など書いてみましょう。あやふやだなあとか、この公式を書きたいのに、思い出せないときなどは、これまでのノートを見直すとか、教科書や参考書に戻って確認してみましょう。
数字や違い、公式、弱点などテーマ、シリーズにわけてまとめみるのもいいでしょう。
- 数字にこだわってみる…入試に出る社会の4大計算公式、○○の3大改革シリーズ、化学・生物など入試に出る3大実験、数学の2方面シリーズなど。
- 違いチェックシリーズでまとめる…間違えやすいシリーズ、実験前後の違い、分類シリーズ、生物の表面積シリーズ、数学おうぎ形シリーズなど。
- 公式でまとめる…平面図形5大公式、理科の計算公式など。
自分の弱点まとめ…自分がこれまでどんな間違いが多かったを箇条書きにしてみる
入試当日は、前日思い出し作業をした、その用紙を持っていくといいでしょう。もちろん、これまで使っていた参考書や学校や塾でもらったプリントでもいいでしょう。よくまとまったものを持っていくべきですね。多くの参考書やプリントを持参しても、意外と、確認する時間はないものです。
寝る前には、布団に入ってからで構いませんので、今日、思い出し作業をした5枚の用紙に記述した、内容を頭で思い出し寝ましょう。そこでも、あやふやのところが出てきたら、その5枚の用紙を確認する。それだけはやっておきましょう。睡眠中に、無意識の自分が、勝手に暗記(長期記憶)しようとしてくれます。
直前期の勉強法まとめ
入試直前となり、不安や心配の人も少なくないでしょう。でも、不安で、心配であることが普通です。不安や心配がある人の方が、合格できます。これは本当です。私の経験則です。あれもこれもやらなければと思うでしょうが、1日にできることは限られます。それでも、1日精一杯に勉強することが大事です。そして、まだまだ成績は上がります。
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