大学入試小論文ネタ「人種・民族問題で知っておきたいこと」

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大学入試小論文ネタ「人種・民族問題で知っておきたいこと」です。

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人種・民族問題と地域紛争

冷戦終結後、民族紛争や民族の分離・独立の動きが噴出した。その中でくるコソボ紛争(1996~99年)では、虐殺や難民の発生が深刻になり、NATO による 「人道的介入」 と呼ばれる軍事 介入(空爆)が行われた。

▲コソボの民族構成
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争 (1992~95年) 終了後、難民となったセルビア人が入植し、一時的にセルビア人の割合が高くなった。その後コソボ紛争が勃発し、約20万人のセルビア人がコソボ外に国内避難民として退去した。
対策例
・人道的介入の法制化や制度の整備に向けて議論を行う
・人道的介入のもたらす有形・無形の弊害の可能性について理解を深める
・民族紛争においても人道・人権などの最低限の尊重を求めていく
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紛争地域への軍事介入を是認するか? 題 法的手段など別の道を模索すべきか?

1 人道的介入を認める立場
人道的介入は、紛争地域内で虐殺や非人道的行為が発生している場合に、危急の際のやむを得ない措置として認められる。 1999年のNATOによるセルビア人武装勢力に対する空爆は、安全保障理事会の承認を得ていないが、国連でも認められている「保護する責任」の観点から正当化されている。制度的保証があることが望ましいので、国連総会の決議などを根拠として、制度・法体系を整備して いくべきである。

2 人道的介入を認めない立場
人道的介入という言葉のもとに、際限なく攻撃が行われるおそれがある。国連憲章やNATO憲章のどこにも根拠規定が存在しない介入は、国際的な安全保障体制を揺るがす恐れがある。また、紛争地域内の民族の意思を無視することでもあり、民族自決主義にも反する。国際法の秩序の枠内で対応し、軍事介入などは努めて避けるべきである。

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