個性についての大学入試小論文解答例【全学部共通】です。
個性についての大学入試小論文解答例
<構成>
第一段落:個性としてのキャラへの意見
第二段落:キャラへの利点と欠点
第三段落:個性とキャラのまとめ
個性としてのキャラへの意見
キャラを「個性」として捉えるべきだ。なぜならば、キャラはあくまで他者からのイメージや表面的なその人の特徴となるからだ。 現代の若者たちが非常に気をつかう要因は、 他人の目を過剰に気にし、一度あるキャラを演じると相手からそのイメージがついてしまい、そのキャラを貫き通さなければならないと感じてしまうのである。では、キャラを演じることは本当に便利な装置であるのか。
キャラへの利点と欠点
キャラを演じる場面は人それぞれだ。例えば、人前で話すことが苦手で静かなキャラを演じたり、先生の前では優等生のキャラを演じたり。確かに、キャラを作ることで他人に良い印象を与えたり、キャラということで許されたりすることもある。しかし、キャラを演じることを貫き通すことは、帰って自身に負担を与える可能性がある。「今さらキャラ変更をするのはどうだろうか。」「本当の自分はこんなはずではないのに。」と悩むことに 繋がるのである。個性とは、ひとりの人間として存在しているという意味だ。
個性とキャラのまとめ
したがって、 キャラを演じている自分もひとりの人間として認められるよう、キャラも1つの個性として自分に取り入れるべきだ。そうすることで、 周りの目を気にすることも無くなるのである。
キャラを演じることは便利な装置とは言いきれない。この生きづらい現代で、一個人を確立させるためには、まず自分の内面と深く向き合うべきだ。
個性についての大学入試小論文解説一部公開
(原文△)現代の若者たちが非常に気をつかう要因は、 他人の目を過剰に気にし、一度あるキャラを演じると相手からそのイメージがついてしまい、そのキャラを貫き通さなければならないと感じてしまうのである。
(修正案)現代の若者たちが非常に気をつかう要因は、 他人の目を過剰に気にすることだ。それは、一度あるキャラを演じると相手からそのイメージがついてしまい、そのキャラを貫き通さなければならないと感じてしまうのである。
⇒「~し、」はあまり使用しないことをおすすめします。一文が長くなるケースも多々あります。
(略)
(原文×)例えば、人前で話すことが苦手で静かなキャラを演じたり、先生の前では優等生のキャラを演じたり。
(修正〇)例えば、人前で話すことが苦手で静かなキャラを演じたり、先生の前では優等生のキャラを演じたりする。
(修正◎)例えば、人前で話すことが苦手で静かなキャラや先生の前では優等生のキャラを演じる。
⇒小論文の場合、「述語」で締めた方がいいですね。
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