観光学部の大学入試志望理由書の例です。
大学入試志望理由書の例(観光学部)
貴学で学び、リポーターとして観光産業を通して、貧困問題を解決したいと思っていましたが、ある先生と話をしたことがきっかけで目標が変わりました。その学校の先生から、貧困問題はリポーターの仕事で解決できるような簡単な問題ではないということを言われた時に私には、将来の目標に迷いが生じてしまいました。また、私の目標が曖昧だったということにも気づきました。そんな時にアメリカ留学時に現地の人に日本紹介をすることがすごく楽しく興味を持ったことを思い出し、日本には外国人観光客が抱える観光労働者とのコミュニケーションに対する問題があることを観光について調べるうちに知りました。
さらに、留学時にも日本に行ったことがある友達から、日本人は英語が通じなくて旅行中不安だったと聞いたことを思い出しました。このようなことを聞いたりしたことにより、私は全国通訳案内士となりたいと思いました。また、外国人観光客数が2020年に4000万人2030年に6000万人と政府が目標としているように、これから日本ではより多くの外国人観光客訪れると予想されています。だから、私は国際性、英語力だけでなく何ヶ国語にも対応できる全国通訳案内士になることが今の私のビジョンとなりました。
このような理由から、Ted Qualを取得している貴学で世界水準の観光学を学びたいと思っています。特に、異文化を持つ外国人に対するホスピタリティやおもてなしを貴学で学びたいと考えています。さらに、貴学の多文化環境を最大限に活用することで英語力はもちろんのこと中国語やタイ語などを習得しグローバルな人材へと成長したいです。
また、私は貴学在学中に東京オリンピックのボランティア活動への参加を考えています。このような経験をすることで貴学の学生として社会に貢献するだけではなく、観光に対する理解を深めることができると思っています。私は将来、全国通訳案内士として活躍するために必要な学びが貴学だからこそできると思ったので貴学を志願しています。
大学入試志望理由書(観光学部)のアドバイス
1. 一貫性と明確さ
目標が変わった理由や、新しい目標に至ったプロセスをよりクリアに表現すると、読み手が納得しやすくなります。特に、リポーターから全国通訳案内士への転換に関する部分をもう少し詳しく説明することで、流れがよりスムーズになります。
改善例:「貧困問題を解決したいという目標を持っていましたが、リポーターとしてその問題に取り組むのは簡単ではないという指摘を受け、目標が曖昧だったことに気づきました。その後、アメリカ留学中に日本を紹介することの楽しさを再確認し、日本における観光産業の課題にも興味を持ち始めました。特に、外国人観光客と観光労働者の間のコミュニケーション問題や、日本人の英語力不足による旅行中の不安を解消するために、通訳案内士という職業に魅力を感じました。」
2. 外国語学習への具体性
「中国語やタイ語などを習得」とありますが、なぜその言語を学びたいのか、また具体的にどのように学ぶつもりなのかを説明すると、説得力が増します。
改善例:「今後増加するアジアからの観光客に対応するため、貴学で英語力を磨くだけでなく、中国語やタイ語なども習得し、多国籍な観光客に対応できる力を身につけたいと考えています。」
3. 貴学の強みと自分の目標の結びつけ
「Ted Qualを取得している貴学で学びたい」とありますが、Ted Qualがどのように全国通訳案内士の目標に直結するかを少し掘り下げると良いです。
改善例:「貴学がTed Qual認定を取得している点は、世界水準の観光学を学べることの証明であり、私の全国通訳案内士としての目標達成に直結すると考えています。異文化理解やホスピタリティのスキルを、貴学での学びを通して深めたいです。」
4. ボランティア活動との関連付け
東京オリンピックのボランティア活動についての記述は良いですが、それがどのように自分の目標に貢献するのかを具体的に示すと、さらに効果的です。
改善例:「東京オリンピックのボランティア活動では、多様な国籍の人々との実践的なコミュニケーション能力を磨くとともに、観光に関する実務的な経験を積みたいと考えています。」
5. 文法・表現の細かな改善
一部の文が少し長いため、簡潔に分けることで読みやすさが向上します。
例:「このような理由から、Ted Qualを取得している貴学で世界水準の観光学を学びたいと思っています。」→「このような理由から、Ted Qualを取得している貴学で、世界水準の観光学を学びたいと考えています。」
大学入試志望理由書(観光学部)の全体修正案
貴学で学び、リポーターとして観光産業を通じて貧困問題を解決したいと思っていましたが、ある先生との会話がきっかけで目標が変わりました。その先生から、貧困問題はリポーターの仕事で簡単に解決できるものではないと指摘されたとき、私は将来の目標について迷いを感じるようになりました。また、自分の目標が曖昧であることにも気づきました。
そんなとき、アメリカ留学中に現地の人に日本を紹介することがとても楽しく、興味深かったことを思い出しました。さらに、観光について調べるうちに、日本には外国人観光客と観光労働者との間でコミュニケーションの問題が存在することを知りました。留学中に日本を訪れた友人から、日本人が英語を話せないために旅行中に不安を感じたという話を聞いたことも思い出しました。
これらの経験を通じて、私は全国通訳案内士になりたいと強く思うようになりました。政府が目指しているように、2020年には4000万人、2030年には6000万人の外国人観光客が日本を訪れると予想されています。したがって、国際性や英語力だけでなく、さまざまな言語に対応できる全国通訳案内士になることが、今の私のビジョンです。
このような理由から、Ted Qualを取得している貴学で世界水準の観光学を学びたいと考えています。特に、異文化を持つ外国人に対するホスピタリティやおもてなしを学びたいです。また、貴学の多文化環境を最大限に活用し、英語はもちろん、中国語やタイ語なども習得して、グローバルな人材へと成長したいと考えています。
さらに、私は貴学在学中に東京オリンピックのボランティア活動にも参加したいと考えています。この経験を通じて、貴学の学生として社会に貢献しながら、観光に対する理解を深められると信じています。全国通訳案内士として活躍するために必要な学びが、貴学でこそできると確信しているため、志願いたします。
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