貧困問題についての大学入試小論文解答例です。
貧困問題についての小論文解答例
<構成>
第一段落:貧困問題を関心をもったきっかけ
第二段落:貧困問題についての現状
第三段落:貧困問題の解決に向けて
貧困問題を関心をもったきっかけ
私は、世界で起こっている貧困問題に対して関心を持っている。きっかけはアメリカ留学中に出会ったタイの留学生からの話だ。彼女は住んでいる地域が貧しく、病院の設備も自治体のお金がないから整っていない、また貧しいため大きな病院に行くこともできないのだと教えてくれた。私はその時、自分のいる環境への有り難さを感じた。そして、将来はそのような貧しい地域に貢献したいと思った。
貧困問題についての現状
貧困問題は多くの人々に知られているが、大半の人は解決する方法が分からず、他人事として最終的に放置してします。しかし、私は貧困問題を始めとする社会問題は世界人類全員で考え、助け合うことで解決に向かうことが可能だと考える。タイの留学生は、彼女の住んでいる地域には美しい場所や地元の人しか知らない場所が多くあると言った。私はそれを聞いて、観光産業を盛んにすることでその地域の経済発展につながると考えた。私は将来はリポーターとなり、そのような地域の観光をメディアを通して伝えることで多くの人が観光地を訪れるきっかけを作ることがビジョンだ。
貧困問題の解決に向けて
私は貴学で観光学を学びたい。どのようにして観光産業を盛り上げるのかなどの観光の基礎知識を学ぶことでリポーターとして伝える時に、今までのリポーターを越えるような興味深い紹介をすることができると考える。さらに、私は大分観光大使となり、貴学と共に大分県の観光産業を活気づけたい。そして、そのような経験を通して、リポーターとしての技術を身に付けたいと考えている。
貧困問題についてのの添削一部公開
<添削1>
△大半の人は解決する方法が分からず、他人事として最終的に放置してします。
→先生の案をそのままの受け売りでもいいのですが、自分なりの意見の方がいいかな。解決する方法が分からないのもそうですが、貧困問題と別の問題に関心がある人も多いのでは?
(略)
<添削3>
△私は貧困問題を始めとする社会問題は世界人類全員で考え、助け合うことで解決に向かうことが可能
→ここが、浅はか。小学生でも答えます。もっと具体性が必要なのです。 どう考えて、どう助け合えばいいの? そこが聞きたいのです。 皆で考えて、助け合うって社会主義や共産主義、高負担高福祉の社会にしたいのかなあ。そうであれば、そう具体的に記述すべきです。
(略)
<添削4>
×「~と考える。タイの留学生は~」 とありますが、話がつながっていない…。
(略)
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