大学入試小論文の評価基準についてまとめています。
大学入試小論文の評価基準
大学入試小論文の評価基準を、
- 前提条件となる評価項目
- 差が出るところの評価項目
- 高評価がもらえる評価項目
の視点からまとめています。
前提条件となる評価項目
- 題意に沿っているか。…問題文が何を問うているのか。
- 問題の条件に満たしているか。…字数や与えられた条件を満たしているかなど
- 文法事項にミスはないか。…主語熟語の関係、接続詞の使いか
- 回りくどくないか。…一文が長い。同じことを繰り返している。など
- 語句の知識はあるか。…漢字は正しく仕えているか、送り仮名の表記は正しいか、話し言葉の有無
- 論理的であるか。…最低限、主張に対して、理由・根拠を示すこと。
- 構成力はかあるか。…テーマ型の場合の基本構成は、主張→理由→根拠(具体例・経験など)→反駁→まとめなど
- アドミッションポリシーに合致しているか。…全学部共通型のテーマの場合など(例)親友はどう作るべきかなど。
- 時間内に書き終えられているか…問題を時間に把握していることや計画性の力があることを試されています。
- 主張(意見)があるか…自分の意見を明確に提示しているか。
たとえば、論理の飛躍とは…。
(×)夏はアイスが売れる。そして、夏は、海難事故が多い。だから、アイスが売れると海難事故が多くなる。
(×)教育の無償化を提案する。これで、少子化は解決に向かう。
こういうことを言います。
差が出るところの評価項目
- 一貫性があるか。…主張とまとめが一致しているかなど。
- 論理の飛躍がないか。…理由が理由になっていない。矛盾しているなど
- 志望学部に相当する知識はあるか。…出題テーマが専門性ある場合など
- 資料・統計の読み取り…資料・統計・グラフの論文では、大事です。
高評価がもらえる評価項目
- 説得力はあるか。…構成の出来、テーマによっては具体例や具体策が明確か。
- 読解力…課題文がある場合など、問題文に「筆者が述べていることを踏まえて…」などあれば要注意。
- 独自性がある。…テーマによっては、解決策など。
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