二酸化炭素削減のの具体策について大学入試小論文解答例【全学部共通】農学部・工学部です。
二酸化炭素削減についての大学入試小論文解答例
近年、地球温暖化に起因する異常気象や海面上昇による被害が世界のいたるところでみまわれている。温暖化の一因であるCO2の削減は緊急課題である。ストップ温暖化は、全世界の全人類が取組むべきであるが、一人ひとりにできることもある。それは、生きるのに必要な分だけのエネルギーを消費することである。
CO2削減には、化石燃料に代えてSDGsの目標7であるの再生可能エネルギーの利用は効果的である。しかし、日本では太陽光発電やバイオマス発電などの利用は進んでいない。クリーンエネルギー発電には大規模な施設が必要で導入コストの高さも理由とされている。加えて、自然由来のため気候の影響を受けやすく安定電源でないことも一因である。今後の科学技術の発展に期待するところではあるが、CO2削減に個人が自身の生活の中においてエネルギー消費の最低必要量を知り、過剰なエネルギー消費や食品の廃棄をしないことが重要だ。最近、レジ袋の有料化でマイバックを持参する人が増加している。レジの前でマイバックのないことに気づいた時、財布と環境に優しくできずに敗北感のような感覚を味わった経験があるのは、私だけであろうか。
「地球温暖化の対策を早急にしなければ子供たちの未来を奪うことになる」と行動を起こしたグレタ・ツウンベリーさんと同じ次世代の若者に恥じぬよう、欲求を抑え「足るを知る」ことは、ストップ温暖化を成し得るのである。
二酸化炭素削減についての添削一部公開
地球温暖化の深刻さとCO2削減の必要性を強調しており、個人レベルでの取り組みについても言及している点が評価できます。
【より高得点を目指して】
❶再生可能エネルギーの現状と課題の詳細説明
再生可能エネルギーについて、もう少し具体的な情報を提供すると理解が深まります。例えば、日本での太陽光発電の導入率や、バイオマス発電の具体的な課題など、データや事例を挙げると説得力が増します。
<例文>
日本では再生可能エネルギーの導入は依然として課題が多い。例えば、太陽光発電について見ると、日本の総発電量に占める太陽光発電の割合は、経済産業省「エネルギー白書」によれば、2023年時点で約7.5%である。これは他の先進国に比べて低い水準であり、導入を進める余地が大きいことを示している。
❷個人の取り組みの具体例を追加
「生きるのに必要な分だけのエネルギーを消費する」といった部分は具体的な例を挙げると、いいでしょう。例えば、「家の照明をLEDに変える」「不要な電化製品のコンセントを抜く」「地元産の食品を選ぶ」など。
【レジ袋有料化について】
地球温暖化対策で、レジ袋有料化(マイバック)について、取り上げる人が多いので、【ペッドボトル・レジ袋問題で知っておきたい事実】添付しているので、読んでみてください。
【新たな視点(解決策)】
➊地産地消の促進➨輸送の際に輩出されるCO2量が削減できる
農業従事者が増えるという副次的効果もありますね。
➋火力発電・原子力発電の依存から再生可能エネルギーや新エネルギー(バイオマス発電、床発電、音力発電など)へ転換
【最も効果的な解決策】
自動車を使用しないことが、CO2削減にはテキメンである。
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