広告のあり方の大学入試小論文解答例【全学部共通】です。
広告のあり方の小論文解答例
・広告に対する主張
・主張に対する根拠
・自分の主張に対する反対意見に対する見解
・広告のあり方のまとめ
広告に対する主張
私はこのポスターを差別的なものだとは捉えなかった。むしろ好感を持て、配布すべきであったと思う。「人は皆平等」という主張をインパクトのある文で書かれてあるので,駅や街中に掲示してあると、普段障害者について深く考えないような人でも目につき印象に残りやすい。よって、その平等性や差別について少しでも意識できるきっかけになったと思う。また、オリンピックに比べ関心が低いパラリンピックがこの刺激的なポスターの影響で注目度が一気に上がっただろう。
主張に対する根拠
私には発達障害を持つ弟がいる。支援学校に通っているので、その繋がりから身体障害を持つ人たちとも交流を持った。彼らは親や先生たちの助けを借りながらも、学校のバザー企画などでお皿やカレンダーなどの制作をし、商品として販売をしていた。そんな彼らが、ただ足が不自由、手が不自由というだけで、色眼鏡で見られ差別される。彼らが学校に通い、いろいろなことを学び、自分の得意なことを生かして物づくりをしている姿を実際にこの目で見てきた私は、何もできないと偏見を持っている人たちに彼らが私たち健全者となにも変わらないということ、むしろ手足が不自由であるというハンデを持ちながら私たちと同じような生活をしている強い人たちなのだということを伝える機会が欲しかった。このポスターはまさにその機会だったと思う。
自分の主張に対する反対意見に対する見解
確かにこのポスターの文言は直接的であり刺激的である。一瞥しただけではそれこそ差別だと誤解され批判されるだろう。しかし、制作したコピーライターの意図にもあるように、直接的であるからこそ世間の人々の心に届くのである。障害者についての問題提起もできたはずだ。また、批判される中でも意志を曲げずにこのポスターを配布するといった行動そのものが重要なことであったと思う。
広告のあり方のまとめ
話題性があるので、パラリンピックの大きな宣伝効果が期待できたこともあり、配布されなかったことが非常に残念である。
広告のあり方の小論文の添削一部公開
➊赤の部分は、漢字ミスでした。(原文では、貼布なってました。)
➋青の部分、「インパクト」など外来語で、日本語で補えるのであれば、そうした方が望ましい。課題文などに、外来語が
使われている場合はその限りではない。
△インパクトのある文で書かれてある
〇衝撃的(刺激的)な印象に残る文で書かれている
<そのほかよく使ってしまう横文字(カタカナ)>
イレギュラー⇒不測の事態、異例の事態
コスト⇒費用
ルーティーン化⇒日課or習慣化
ベスト⇒最高
(略)
など
➌緑の部分は、一文が長すぎ。
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